「WordPressでホームページやブログを作りたい!」という方におすすめレンタルサーバーの選び方(比較方法)をご紹介します。
この記事はWordPressやホームページ作成に詳しくない初心者・入門者の方を対象とし、格安レンタルサーバー選びから、WordPressの簡単インストールの方法(手順)までをご案内します。
WordPressになぜレンタルサーバーが必要なのか?
そもそも、WordPressを利用するにあたって、なぜレンタルサーバーを借りなければいけないのか??
これはWordPressの仕組み上、
- プログラム(PHP)やテーマ(HTML/CSS/画像)のデータを、PHPが動作するサーバーに置く必要がある
- WordPressの設定内容やブログ記事のデータを、データベース(MySQL)に格納する必要がある
という理由から、PHPとデータベース(MySQL)が使えるレンタルサーバーが必要だということです。
つまり、WordPressを利用するためのレンタルサーバーの条件としては、
- PHPが使える
- データベース(MySQL)が使える
というのが必須の最低条件になります。
プロバイダーのホームページ作成スペース(無料)ではダメなの?
インターネット接続会社(プロバイダ)を契約している場合、無料でホームページ作成スペースが提供されることがありますよね。
例えば、eo光であれば、MYホームページ(ホームページ開設)というサービスがあります。
しかしこれらの無料サービスでは、サーバーの容量が少な過ぎたり、PHPやデータベース(MySQL)が使えないことがほとんどですので、残念ながらWordPressに対応していない確率が高いです。(詳しくはご利用のプロバイダー会社にお問い合わせください)
ちなみに、eo光ですと「よくある質問」に下記のように案内されています。
Q:MYホームページでWordPressを利用できないか?
A:MYホームページでは、標準でご用意しているCGI機能のみがご利用可能です。PHP・MySQLの利用が必要なWordPressはご利用いただけません。
レンタルサーバーを比較するポイント
WordPressを利用するためには「PHP」と「データベース(MySQL)」が利用できるレンタルサーバーが必要だという話しをしましたが、それ以外にもレンタルサーバーを比較する上で重要なポイントがあります。
データベース(MySQL)の数
レンタルサーバーやプランごとに、利用可能なデータベース(MySQL)の数が決められています。
1つのデータベースの中に、複数のWordPressをインストールすることもできますが、これにはリスクやデメリットもありますので、基本的には「1データベース=1WordPress」をおすすめします。
また、レンタルサーバーによっては1つのデータベースの中に、複数のWordPressをインストールできない所もあるようです。
更に後述する「簡単インストール」を利用する場合は「1データベース=1WordPress」になることが多いので、基本的には「データベースの数」=「WordPressでホームページを作れる数」と考えれば分かりやすいと思います。
独自ドメインが利用できるか
通常、レンタルサーバーを契約すると、そのレンタルサーバー指定のサブドメインが無料でついてきます。そのため、わざわざ独自ドメインを取得しなくても、レンタルサーバーを借りただけでWordPressをインストールして、サイトを公開することができます。
しかし、お店やショップのホームページを作りたい場合、ブランディングという意味でも独自ドメインを取得・利用することをおすすめします。
また、万が一、レンタルサーバー会社がサービスを終了した場合、データやデータベースの内容は他の会社に移行できますが、利用していたレンタルサーバーのドメインは使えなくなります。
そうなると、いままで行ってきた検索エンジン対策(SEO対策)が全て無駄になってしまうので、独自ドメインを利用してサイトを作成することをおすすめします。(SEO対策の効果はドメインに対する評価だからです)
マルチドメインの数
- ◯◯◯.com
- △△△.net
- □□□.jp
のように独自ドメインをいくつも利用したい場合、レンタルサーバーのマルチドメインという項目をチェックしましょう。最近ではいくつでも利用OKな「無制限」というプランが増えてきました。
サブドメインの数
下記のように独自ドメインの先頭に文字を付けて複数のドメインに分けたものサブドメインと言います。
- aaa.◯◯◯.com
- bbb.◯◯◯.com
- ccc.◯◯◯.com
レンタルサーバーによっては、サブドメインの数にも制限があるので、いくつもサイトを作りたいという場合には事前にチェックしておきましょう。
前述のマルチドメインと同じで、最近では「無制限」というプランが増えてきました。
ディスク容量
ディスク容量とは、利用できるサーバーの容量のことです。
プランごとに「◯◯GB」と決まっているので、それを超えるデータを保存することはできません。
(パソコンのハードディスクをイメージすれば分かりやすいと思います)
通常は余裕をもった容量になっているので、普通に利用する分には気にしなくても大丈夫ですが、写真や動画などの重いファイルを大量に扱うサイトの場合は注意してください。
商用利用OKかどうか
お店やショップのホームページを作成したい場合。また、アフィリエイトなどのサイトを作成したい場合は、商用利用OKのレンタルサーバーを選びましょう。
有料のレンタルサーバーで商用利用NGというのは少ないですが、商用利用OKでも「アダルト禁止」など独自の規約を設けている所もありますので、契約前には必ず確認してください。
コスト(初期費用+月額料金)
レンタルサーバーの費用として、大きく「初期費用」と「月額料金」に分かれています。
「初期費用」はその名の通り、最初の契約時に必要な金額です。
「月額料金」は毎月必要な金額ですが、ほとんどのレンタルサーバーでは長期契約割引(長期契約するほど月額料金が格安になる)を行っているので、できるだけ長い期間の契約がおトクです。
簡単インストールへの対応
WordPressをインストールするためには、通常、データベースを作成して、WordPressのファイルであるwp-config.php
を書き換えて、それらをサーバーにアップロードして、…という手順が必要です。
しかし、最近ではデータベースやPHPの知識がない人でも簡単にWordPressをインストールできるように、
- 簡単インストール
- 自動インストール
- クイックインストール
というようなサービスがついているレンタルサーバーが増えました。これらはレンタルサーバーの管理画面上で簡単にWordPressをインストールできるサービスです。(レンタルサーバーごとにサービス名が違います)
このサービスを利用してWordPressをインストールしたい場合は、簡単インストールに対応しているレンタルサーバーかどうかを事前に確認してください。
さて、ここまではWordPressを利用するためのレンタルサーバー選びのポイントを見てきました。
上記のポイントを踏まえた上で、各レンタルサーバーを徹底比較し、WordPress初心者・入門者におすすめのレンタルサーバーTOP3を選出してみました!
これからWordPressを始める方はぜひ参考にしてみてください!
おすすめのレンタルサーバー TOP3
1位:ヘテムル(heteml)
- 公式サイト:ヘテムル(heteml)公式サイト
- おすすめプラン:プラン選択なし
2位:エックスサーバー(X10プラン)
- 公式サイト:エックスサーバー公式サイト
- おすすめプラン:X10プラン
3位:さくらインターネット(スタンダードプラン)
- 公式サイト:さくらインターネット公式サイト
- おすすめプラン:スタンダードプラン